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祇園祭 曳初め

 新町通の曳き染め1

04/7/16

さて、新町通の鉾立ての翌日、多分曳き初めがあるのではないか…と、見当をつけて勇躍新町へ向かった。
告知もされないので、曳き初めなど知らなかったのだが(>_<)、鉾が立ったら町内で試し曳きがあるのです。

それでは、五条烏丸から、四条へと、どんどん北へ歩いていきましょう。
烏丸高辻で西に曲がり、室町通を隔てて新町まで行きます。そして新町を四条へと上がります。

新町通り高辻へやって来ました。すでに新町は通行禁止。そして高辻通りのすぐ上(カミ)に、山が見えます。これは岩戸山です。お化粧完了してます。
新町もとても狭い通りです。鉾が立つといっぱいいっぱいになります。

写真がへたくそです(>_<)。
岩戸山の懸装掛け

山というのは、見かけは鉾の小さいバージョン
屋根の上には松が掲げられている。
(いろんなタイプがあり、一定していないけれども、
鉾よりスケールが小さい)

岩戸山は、岩戸と言うからには天の岩戸と関係があるのかな。
あるのでしょう。

さらに新町通りをカミへ上ると、船鉾が見えて来ました。
これは船尾。
きれいにお化粧が完了してますね〜

こちらが前側
どうですか。お船の形をしているでしょう。
船首の金のワシがすごくデカイ。
きれいに着飾って、晴れ舞台を待っています。

 

さて、四条通に出て、さらに新町を北(カミ)に行くと、放下鉾があります。
逆光で見えませんが(>_<)放下鉾です。
後ろに、さらに北にある、南観音山が見えています。

放下鉾のお飾り。胴掛けです〜
きれいです

カメラをぐいっと上げて、てっぺんを写しました。
てっぺんのお飾りは鉾頭と言うのだそうです(^_^;)。
放下鉾の鉾頭は…何でしょう。分かりません(>_<)

 

そして放下鉾の北にあるのが南観音山という山です。
山だけど懸装品がきれい。
後ろに放下鉾が見えていますね

南観音山のカミには北観音山があります。そこまでは行きませんでしたが

南観音山で使われていて古くなった懸装品が、
近所のウインドウに展示されています。
胴掛けの上の、下水引きという部分のデザインをなさったのが
加山又造画伯だということ。
そのオリジナルが展示されています。

山鉾のタペストリーは、このように一流画家や、職人さんが作っています。
何百年も前の輸入品もあります。

(月鉾の天井画は円山応挙だとのこと)

古くなって飾れなくなった下水引や胴掛けなどは、
同じデザインのものを、同じ織り方で新たに新調します。
(これには莫大な費用がかかるので、鉾町の人は苦慮している)

南観音山も完成して準備が整い、曳き染めが始まろうとしています。
この縄で山を曳くのです。
ただ若いお兄ちゃんを写したかっただけのショットのように見えますが。
その通りです(>_<)。

でもこの縄、かなり年代ものです。
とても太くて、ちぎれるとは思えませんけど。
いよいよ曳き染めが始まりそうです。どきどき。

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