Art Maniacs

京都府立植物園

京都市左京区下鴨半木町

重い画像にはサイズを書いています

05/6/3

「陶板名画の庭」に行ったついでに、横の植物園にも入って来た。同じように、地下鉄北山駅で降りるとすぐだ。

植物園は広いので、北は北山通り、南は北大路通りに面している。
入り口は北と南の2箇所で、南側だと市バス205番か(正門は南側)。私たちは、北側の北山通りの地下鉄北山駅から入った。

植物園は、普通、京都市民はえーー?しょくぶつえんー?という反応だと思う。

まあ、ほぼ動物園と同じで、特にわざわざ行こうとか思わない。私も随分久しぶりで行った。
ここが出来たのは大正13年。戦後は荒れ、閉園していたそうだが、昭和36年再スタートした。鴨川の横、東に東山、北に北山。環境は抜群だ。
ウチよりもだいぶ北なので、気候が違う。5月中旬なのに寒い。いやホント。

入り口で簡単なマップをもらう。広いことは広い。園内は矢印など書かれていないので、迷子になりそうだ。


芍薬(シャクヤク)。

北から入ると、噴水があり、そのまま進むと竹と笹のエリアがある。黒竹まである、と母が叫ぶ。タケノコの残骸もある。なるほど竹林だ。
そしてその次にシャクヤクの園がある。

この花は何だろう、ばらに似ているが…などと言っていたが、マップを見たらしゃくやくと書いてあるので、芍薬なのだと思う。いろんな品種があり、ひとつずつ札が建ててある(植物園なのだから当たり前なのだが)。

 


以下、バラばかり! 48KB

母が、ばら園があるらしいというので、一番南側にあるバラ園へ行く。すると、ばらが満開だった。

もう、筆舌に尽くし難いおびただしい数のばらが、所狭しと咲き誇っているのだった。いやー、まいったまいった。


44KB

プリンセス・ミチコはなかったのだが、イングリッド・バーグマンとかいうのはあった。もう、数え切れないいろんな品種があるのだ。

色も、白、赤、ピンク、黄色、肌色、だいだい色、紫がかったピンク、まさにもう、ありとあらゆる色がある。すっかりご機嫌だ!

人は、なぜ花を見るとこんなにご機嫌になるのだろうか。

花というだけで無意味に嬉しくなる。これはもう、人のDNAとして、遺伝子に組み込まれているに違いない、と思う。花を見ると嬉しくなる、というDNAがあるのだ。私のような冷血漢(?)ですら、この調子なのだ


40KB

ばらやばらやばらやー♪ばらやでー


40KB

赤いバラばかり写しているようだが、写真栄えするからかな。自分でも分からない。もっといろんな色があったのだが


42KB

丸い紫の花がすっと伸びた茎の上にぽつんとついた花、何の花か分からないのだが、きれいで面白いので撮った


こんな所に未来くんが!
温室横の、子供の遊び場「未来くん広場」

未来くんは、かなり昔、京都で国体があった時の、国体のマスコット・キャラクター。一般募集して当選したものだ。

基本はなぜか牛若丸で、聖火を抱えて走る姿。国体の時には浮き輪をして(謎)水泳をしたり、ボートをこいだり、ずいぶん活躍したのだ!京都市民は忘れていないぞ。


43KB なぜか未来くんを執拗に撮りまくる私。

国体時には大活躍したものの、次第に出番が少なくなり、建都1200年の時に、そのマスコットキャラ「都のぞみちゃん」が登場してからはいっそう影が薄くなり、出番を奪われ、いつの間にか消えてしまった。
こんな所で余生を過ごしていたとは…。感慨もひとしおだ。
しかし牛若丸キャラだし、意外とトレンドかもだ。

みやこのぞみちゃんも、今では京都駅横の中央郵便局前にブロンズ像を見かけるくらいの、すっかり忘れられキャラだ。時の流れを感じる。


温室。

植物園といえば温室の、この風景が一般的かも


ちょっぴりだけあった菖蒲

はなしょうぶ園というのがあり、しょうぶが植えられていたのだが、つぼみは沢山来ていたけれど、咲いていたのはわずか。そんなわけで、ちょろろっと、こんな程度のしょうぶ。満開時にはきれいだろう。

そんなわけで、もと来た道を戻って、地下鉄で南へ帰った。地下鉄の方が早いから。

植物園には、何の期待もなかったのだが、何だろう。こんなに楽しいとは、まったく見くびっていたものだ。いやいやお見それいたしました。失礼しました。以後、気をつけます。
と、平謝りして、植物園の実力を思い知ったのだった。

違う季節に行ったら、きっとまた楽しいことだろう。

陶板名画の庭へ


註)

通常料金は200円。60歳以上は、それを証明することが出来れば無料になる(温室も)。
(でも単によぼよぼしているだけでは駄目だと思う)

陶板名画の庭と合わせて入る場合は、両方で250円。

  inserted by FC2 system