Movie Maniacs

お気に入り俳優

 

Actor 男優  

         市川雷蔵

         テレンス・スタンプ

         ヘルムート・バーガー

         ドナルド・サザーランド

         クリストファー・ウォーケン

         ルトガー・ハウアー

         ゲイリー・オールドマン

         レオナルド・ディカプリオ

         アーノルド・シュワルツェネッガー

         ジャッキー・チェン

 

市川雷蔵様は、テレビで眠狂四郎シリーズを見てはまり、のち色々な映画をビデオで見た。

代表作「眠狂四郎」シリーズ、「陸軍中野学校」「炎上」「ひとり狼」。数々の大映時代劇。「炎上」などは忘れがたい。

まだ見ていないのが沢山ある。ビデオに撮ったままのがある。それをまたいつか見てみよう。

ストイックさと色気と翳りとをあわせ持った、日本映画の主演俳優には珍しい俳優とつくづく思った。早世が残念である。

テレンス・スタンプは「世にも怪奇な物語」を見てかなり衝撃を受け、あと追っかけたのであるが「コレクター」「血と怒りの河」「遥か群衆を離れて」「夜空に星のあるように」「テオレマ」など60年代から70年代初期にかけてがすごいと思う。

地味な映画ばかり出て、地味なイギリス俳優だったが、イタリア映画に招かれたあたりからなんだかすごみが出て来た。

イタリアのパゾリーニ監督と組んだ「テオレマ」などは必見だ。「血と怒りの河」も良かった。ジジイとなった今も現役で活躍しているのには頭が下がる。

 

ヘルムート・バーガーはルキノ・ヴィスコンティに愛されたというだけで名前の残っている俳優だろう。

でも、ヴィスコンティ映画の「地獄に堕ちた勇者ども」「ルードウィヒ」「家族の肖像」、この3作だけでも歴史に残るはず。とくに「地獄に…」はすごかった。

何の免疫もないところに、いきなり無名の俳優がああいう大胆な演技で映画史に残すというのは、ヴィスコンティならではだ。

ヴィスコンティ以外に「雨のエトランゼ」というのがあって、サディスト傾向のある夫と彼をひたすら愛する妻の話なのだが、モデル歩きしていたり、気取りかえっていておかしい。

「サロンキティ」というポルノまがいの映画に出ていたが、さぞヴィスコンティが悲しんだだろう。

 

ドナルド・サザーランドは初期、アクションものなどに起用されていたが、ヒッピー運動がさかんになったアメリカの70年代初期、「キャンディ」「マッシュ」とかそのあたりの映画に出るようになって、一時期は反体制のシンボルみたいになっていた。
「コールガール」は当時付き合っていたジェーン・フォンダとの共演でしっとりしていて良かった。

だが、70年代中頃から再びアクション映画などに出るようになり、しかも「普通の人々」などのオスカー映画にも出るなど芸域を広げたが、この時期は何と言っても「カサノバ」での怪演が強烈で忘れることが出来ない。

ギョロ目の金髪で、その風貌も特徴があり出て来るだけで目立った。最近も活躍しているようで何よりだ。息子はキーファ・サザーランドだ。

 

クリストファー・ウォーケンは、「グリニッジビレッジの青春」などで好演していたのだが、何と言ってもアカデミー助演賞をもらった「ディアハンター」が強烈で、それと「デッドゾーン」が代表作といって良いだろう。

逆にそれ以外大してないのがちょっと残念だが、演技の上手い俳優で、金髪で長身、私の好みだった。もう少し役柄に恵まれたら良かったのにと思う。

 

さて、ルトガー・ハウアーである。彼はオランダ出身の俳優で、オランダ時代はもともとポール・バーホーベンという監督のもとで主演を重ねていた。

バーホーベンはのちにハリウッドに進出するが、知っての通りのヘンタイ監督で、オランダ時代のハウアーも、彼の映画で随分いかがわしい役をやっていた。

だが、まあ、バーホーベンも単なるヘンタイではなかったから、ハリウッドに呼ばれたのだろうし、バーホーベン時代のハウアーも、青春の無軌道さを良く表現していた。

アメリカへ行ってからの「ナイトホークス」がすでにすごかった。スタローン主演のアクション映画で、ハウアーはテロリストの役、このテロリストが強烈で、のちのアメリカ映画のテロリスト像のプロトタイプになったくらいだ。

そして伝説の「ブレードランナー」、大好きな映画「レディホーク」私はもうこれだけでいい。

80年代の活躍のあと、デブになってどこかへ行ってしまったが、沢山の映画で、いい役もやらせて貰えたし、もういいのだ。

無名の映画「孤高の戦士」「脱走戦線」(テレビ)などで心に残っている演技も多い。彼には今幸せでいて欲しい。

ゲイリー・オールドマンというイギリスの俳優は、ディカプリオのように、初期がすごかった。

「プリックアップ」のホモの脚本家役、「シド・アンド・ナンシー」のシド・ヴィシャス役など現実にいた人をモデルにしたイギリス映画が心に残る。

のちアメリカに進出し、悪役をやるようになり、そしてどこかへ行ってしまった。それが残念でたまらない。

やはりイギリス映画時代の、あのマグマのかたまりのような演技が忘れられない。

それと、ベートーベンを演じた「不滅の恋」は、ロマンチックで、ミステリアスでとても良かった。このころはコッポラの「ドラキュラ」でも主人公を演じていたし、アメリカでも始めは主演扱いだったのだが…

 

レオナルド・ディカプリオは現在でも立派に主役を張り、次々と主演しているのは立派だが、やはり少年時代というか、若い時の彼の輝きが忘れられない。

「ギルバート・グレイプ」ののびのびとした演技はすばらかしかった。そして、「太陽と月に背いて」のランボー役は生涯忘れられないだろう。ディカプリオの一番良い時に、一番良い姿を残してくれた。それだけで私は感動するのだ。

「タイタニック」も良かったと思う。不幸の影を宿した、彼にはぴったりのはまり役だったと思う。
以降はあまりディカプリオを見なくなってしまった。

 

アーノルド・シュワルツェネッガーは、実は結構好きだ。「コナン・ザ・グレート」から知っているし、「ターミネーター」が何と言ってもはまり役で、「コマンドー」とか「プレデター」なんていうのまで、映画館で見ているのだ。でも私の一番のお気に入りは何と言っても「コナン」なのだ。

ジャッキー・チェンの映画も好きだった。知人に誘われていやいや見にいった映画が「プロジェクトA」で、無茶苦茶おもしろかった。それでファンになり、あとでいろいろとビデオで見た。

アメリカへ進出してからはもう見ていないが、映画作家としても意欲的で良く勉強していたし、立派な仕事ぶりだった。

 

というわけで、私の好きな俳優について語ってみた。

ジョニー・デップとか、ブラピなどはどこにもいない。私の好みはかなり偏っているのだ。ほんとすみません。

ほんとね、ラインナップを見るともう変質者に近い役柄の人ばかりじゃん。でもそれがいい。スクリーンで強烈な個性を放った彼らが、私のお気に入りなのだ。

他にもまだいるね。ピーター・フォンダとかジェフ・ゴールドブラムとかマシュー・ブロデリックとか…このへんになるともう好みがバラバラだな。

マシューについては書きたかったな…。あとで追加するかもしれない。

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