Figureskating Superstars
トリノオリンピック予想 2006/1
さて、トリノオリンピックのフィギュアスケート順位を予想しようという試みである。責任は全然取りませんので注意。
まず男子シングル。
常識的に考えたら、ロシアのエフゲニー・プルシェンコが金だろう。
他に対抗馬としてランビエール、ライザチェックなどがいるが、いずれも小物。
その下にバトル、エマニエル・サンデュなど。私はランビエールもライザチェックも殆ど知らないので何とも言えないが、それはひとつには今期のフィギュアの放送が男子の放送をしてくれないからだ。
バトルは以前から活躍しているので少し知っているが、スピンとスケーティングのきれいな選手。ただジャンプが苦手。ここ数年でジャンプの精度を上げて来たと思っていたが、今期はまたジャンプがあやしくなっている。ジャンプが決まればメダル争いにも加われると思うが。
あとは、私の好きなアメリカのカマ系ジョニー・ウィアーがいるが、彼もスケートはきれいだがジャンプはどうか。あと、怪我をしているらしいからトリノはむつかしいのではないか。
プルシェンコは順当に行けば90パーセントは金だと思うが、彼も怪我のため今期の試合をほとんど出ていない。出たロシア大会では優勝したものの、最盛期の滑りとは程遠かった。
プルの怪我は何年も前からのもので、もしかしたら本田選手のように致命傷で完治しないタイプの怪我なのかもしれない。
そうなると、プルも危ういのだが、他に突出した選手がいないので、プルにはぜひきばって4×3などを飛んで優勝してもらいたい。少し前にはヤグディンをはじめ、イリヤ・クーリック、ストイコ、キャンデローロ、ウルマノフと、個性的で、好ききらいは別として記憶に残るすごい選手がいくらでもいたものだが。今ではプル一人しかいない。
男子なんだからいくらスピンがきれいでもジャンプがなくてはねえ…と思う。
何しろ、現在の新採点方法では、4回転を飛ばなくても優勝してしまうのだ。だからリスクを避けて飛ばない選手が増えてしまった。物足りない…。忘れていたが高橋選手は、もし4回転を決め、トリプルアクセルも決まれば銅メダルの可能性があるかもしれない。ステップが世界一とテレビで言われていたが、大したことはない。
銀メダルはランビエールと予想。
次に女子シングル。
こちらは95パーセントの確率でイリーナ・スルツカヤが金だろう。
アメリカのサーシャ・コーエンが銀、地元のコストナーが銅と予想。
コストナーの演技は記憶がないのだが、地元アゲがあるだろうから、たぶんよっぽどでない限り、また無難に滑れば、それだけで高得点が出るだろう。何しろ地元だから。
けれどもNHK杯ではぼろぼろだったらしいので、まだ安定していないのかもしれない。それなら日本女子にも入り込む余地がある。
スルツカヤは技術があり、精神力が強靭なので滅多にミスをしない。彼女の上を行くには飛び道具しかない(真央)と思う。
それでも、ソルトレイクでは珍しく、確かフリップか何かでミスをしていた。スルツカヤもあの時はオリンピックという重圧があったのだろうか。そのせいで銀に終わったが、それだけに今回は絶対逃さないはず。
コーエンはジャンプがよく、スパイラルもお得意で、技術点、芸術点、知名度と申し分なし。ただ、自爆グセがあり、大事なところでジャンプを失敗する。精神的にはもろいのかもしれない。もし今回もその癖が出ると、日本女子にもメダルの可能性が出て来る。
日本の女子は、荒川選手が3-3と3-3-2を決め、ノーミスならば銅メダルの可能性あり。
3-3-3を練習しているそうだが、無理しなくていいと思うが。。安藤選手は4回転と3-3を決め、他の選手が誰か自爆したら銅メダルの可能性あり。
4回転を飛ばなくても、3-3をノーミス、あとすべてのジャンプをノーミスならば自爆待ちで可能性があると思う。
いろいろ言われているが、ぜひ4回転を成功させてもらいたい。村主選手は精神的に安定しており、怪我のあと見事に復帰して来たので底力もあり、土壇場に強い選手と見た。だから、誰かが自爆したらメダルの可能性がある。
あと、ミシェル・クワンがいるが…。
今期、怪我で一度も競技会に出なかったのだが、特例で出場するらしい。まともに考えたらもうピークはとっくに過ぎているし、出場してもせいぜい入賞圏内だろう。どこまで調整出来るか、蓋をあけて見ないと分からない。知名度によるご祝儀点でどこまで上がるかだろう。
次にペア。
ペアはロシアのトットミアニナ・マリニンが本命で、あとは中国の若手とドイツのペアが銀と銅を分けるか。
ただトットミアニナ組は怪我をしているという話だからどうなるか。その場合は同じロシアのベテラン、ペトロワ・ティホノフがメダル争いに加わりそうだ。
中国のしんせつ・ちょうこうはくペアが本来ならトリノの金メダル候補だった。だがこちらも怪我のため今期の試合はすべてキャンセルしている。トリノまでに怪我を治すことが出来ればいいのだが。彼らに金をぜひ取ってもらいたいが…。
本来ならしんせつ組の下にいる中国のペアは、勢いに乗っているので必ずメダルを取るだろう。でも名前を知らない(ちょうこう・ちょうたんだったかな??)。
アメリカからレナ・ボールドウィンが出る。彼女たちは銅メダル狙いで頑張って欲しい。
最後にアイスダンスの予想です。
ナフカ・カスタマロフが本命で98パーセント金メダル。カナダのデュプレイユ・ローゾン組が銀。
あとはアメリカのベルビン・アゴスト、イスラエルのチャイト・サフノフスキー、フランスのデロベル・シェーンフェルダーなどが銅争い。
ということで、ここは銅メダルの争いが激しいかと。ロシアのナフカ組は世界選手権でも連覇しているので、よっぽどのことがない限り(大転倒とか)金は確実。何の面白味もない。
デュプレイユ組は今年限りで引退なので、ご祝儀に銀が出ると思う。ルックスに難があってもステップはうまい(何度も言うな)。私の好きなデンコワ・スタビスキーはこのシーズンに怪我をして芳しくない。とても残念だ。本来ならナフカ組と金メダル争いが出来る実力がある(成績が上回っていた時期もあった)。オリンピックまでに調子を取り戻してメダル争いに加わって欲しい。
あと、イタリアのフーサルポリ・マルガリオ組が復帰したというニュースがある(!)。
あのソルトレイクで痛恨の大転倒により、銅メダルに終わった組だ。地元イタリアなので復活して来たのか。とっくに引退したと思っていたのだが。
彼等はもともと素早いステップが持ち味。ソルトレイク時代のステップを保持していたらメダル争いに加わるかもしれない。現在のアイスダンスは、あのソルトレイク前後の凄まじいトップ争いとは無縁の無風状態で、しかもトップに魅力があまりないという地盤沈下が続く。
ソルトレイクで銀だったロバチェワ・アベルブフ組の方が、今のナフカ組よりもまだずっと魅力的だ。
ソルトレイクの時に活躍していたドロビアツコ・ヴァナガスなど、現在も続けていたら必ずメダルに届いただろう。運不運というものがあるようだ。
だからフーサルポリ組が復帰する気になったのかもしれない。男子でも、あきらかに以前より技術的に今の方が劣っている。新採点方法を、もう少し見直した方がいいという論調が出て来るのではないだろうか。
*
そして、もし私の予想が的中すれば、ロシアが全種目において金であり、パーフェクト達成になってしまう。オリンピックは何が起こるか分からないから、本命中の本命でも、万が一のことはあるのだが…。
ちなみにソルトレイクでの金メダルは、
男子 アレクセイ・ヤグディン ロシア
女子 サラ・ヒューズ アメリカ
ペア ベレズナヤ・シハルリドゼ ロシア
サレー・ペルティエ カナダ
アイスダンス アニシナ・ペイザラー フランスでした。
人名の表記は、私の勝手な感覚で使っています。
06/1/19 付け足し
覚えている名前だけを記憶だけで書いていたので、メダル候補の人をいろいろ書き忘れていました。
男子ではフランスのブライアン・ジュベール、アイスダンスではグルシナ・ゴンチャロフなどがメダル候補に上げられています。
またアイスダンスでは、引退したと書いていたリトアニアのドロビアツコ・ヴァナガスがオリンピックに向けて復活したそうだ。びっくり(@_@)
アイスダンス、カナダの女性の名前はデュブレイユが正しいそうです(>_<)
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