Anissina & Peizerat 99/12

今シーズンのアニシナ・ペイザラーのプログラム、「カルミナ・ブラーナ」の振付けはトーヴィル・ディーンだそうです。そう言われれば、何だかペイザラーさんが飛んだり跳ねたりしていました。

私はフィギュアスケートが好きなのだ。と言っても実際にリンクに見に行った事はない、もっぱらテレビ追っかけなのだ。

そもそも好きになったのは古い。由来を言うと長くなるのではしょる。

とにかく、今の時代、何といってもアニシナ・ペイザラーだろう。

ど派手なフランスのアイスダンスのカップルで、通称タイタニック・コンビ(と私が勝手に呼んでいる)。何故かなれば、女性が太目のはで顔の美女で、男性が楚々とした美青年。というだけでなく、彼らは普通リフトという、男性が女性を持ち上げる技を、なんと、女性が男性を持ち上げてしまうという、逆リフトという荒業を持つ。

女性がつよーいペア。だからタイタニック。

コスチュームは派手、使う音楽はひたすらドラマチック。2年ほど前の出し物(笑)は「ロミオとジュリエット」だったが、似合うんだ、またこれが。ロミオになりきるペイザラーさま、かぶりものもすてきな、目の覚めるような燃えるような赤毛のアニシナ。まるで宝塚か、アニメのコスプレ。しかも美男美女。

彼らは日本で非常に人気がある。NHK杯見たでしょ。むべなるかな。あれだけ派手に、夢の世界を演じられたら人気が出るのも当然。

ところで、日本のフィギュアファンの目の高さは本当に世界一だと私は密かに誇りに思っているのだ。キャンデローロを「発見」したのも日本のファンだ。そのフィギュアファンが、今度はアニシナ・ペイザラーを発見。至極当然とは思うが、つくづく、日本のフィギュアファンは目が肥えてるなあと、美意識が鋭いなあと思うのだ。

アイスダンスには、おおむね美女が多い。ルックスで選手を選ぶ、と言われているくらいだから、女性は美人だ。だから特にアニシナがずば抜けて美貌だとは言えないかもしれないのだが、でも彼女は目立つ。

まあしかし、日本ではペイザラーだ。ロン毛になってますます美しくなられた。重そうに彼女を持ち上げるさまもほおっておけないと、女性陣の圧倒的支持を得ている。

もっかアイスダンスはロシアのクリロワ・オブシアニコフがチャンピオン。そしてカナダのカップルとアニシナたちがライバル状態だが、当然私としてはアニシナ・ペイザラーの優勝を望む。キャンデローロは世界選手権で優勝したことさえない。それなのに、日本でだんとつの人気があった。アニシナたちは、今それと良く似た状態にあるような気がする。

註)彼らのフルネームは、Marina Anissina & Gwendal Peizeratです。

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