Book Maniacs

お勧めアリス本つき

不思議の国のアリス 角川文庫 03/2/14

かなりとほほな表紙の絵だが、中の挿絵はちゃんとテニエルのものなのでひと安心。

アリスは児童文学ではあるが、英語国民向けなので日本人には分かりにくい英語のしゃれや、言いまわしがふんだんである。
アリス本の是非を判断するには、注釈がちゃんとされているか否か。で決まる、と思う。
この本は子供向けではない文庫なので詳細な注釈がつけられているのが大変良い。
アリスの「いよいよますます奇妙奇天烈だわ」というセリフにもちゃんと注釈が。

鏡の国のアリス 昭和34年初版03/2/14

アリスの続編。「鏡の国」はチェスがお話のもとになっているので、いっそう日本人には分かりづらい。

この角川文庫版はずいぶん昔のもので、今はもう絶版のようだ。
文庫で「アリス」を探したらちくま文庫でしか出ていなかった。
しかしちくま版は挿絵がテニエルではないので駄目駄目。
「アリス」を今、文庫で買おうと思ってもちゃんとしたのはないのかと、悄然となった。

 

お薦めアリス本

そこで、ちゃんとしたアリスの本を買うにはどうしたらいいだろうか。

それは、各出版社の少年文庫を探すと良い。子供の本売り場にあるぞ。

岩波少年文庫、偕成社、講談社子供文庫(?)などから出ている。

お薦めは偕成社で、注釈がわりとされているし、挿絵もテニエルだ。(600円ほど)
岩波もテニエル挿絵(表紙も)だが注釈が少ない。
講談社は注釈なし。

挿絵がテニエルのを選ぼう。

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