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Albrecht Dürer
アルブレヒト・デューラー
デューラーの素敵な自画像たち
デューラーは見事な自画像も有名である。これは自分をキリストに模した「1500年の自画像」。
真正面を見据えた構図で、己を大胆にもキリストに模す。
29歳のデューラーの自信にあふれた図だけれども、単なる自信過剰ではなく、
巻き毛の描写、毛皮の質感など、確かな観察力と表現力で、
格調の高い、説得力に満ちた、迫力ある画面に仕上げているのが、すごいところだ。
1493年の自画像
デューラーは容貌に自信があったので、自画像もたくさん描いた。
これは確か結婚記念に描かれたものだったと思う。
手に持っているあざみは貞淑の象徴(ん?それって女の肖像に描くものではないのか?)。
1498年の自画像
こちらの自画像は中田カフスさんにそっくりで、個人的には思わず親しみがわく作品である。
デューラーはイタリアのルネッサンスをよく学び、取り入れたが、この絵も、あたかもイタリア絵画のような趣がある。
正確で精緻なディテール、窓の向こうの背景、モデルのポーズなどにそれが感じられる。
とくに組み合わせた手の描写が、私には快感です。
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