西本願寺周辺

七条通・堀川通など

04/10/26

西本願寺へ行ったついでに巡った。

西本願寺周辺には味わい深い建物や町並みがたくさんあります。
絵になるというか。
そんな周辺を歩いて、写真に撮ってみた。

 


謎の門。

上の写真を横から見たところ。
上の写真では、周りの風景と一体化して分からないが、この門は独立しています。
私は小さいころからこれが不思議でした。

多分、まあ、もとは門だけでなく塀などもあったのでしょう。
それが焼失したか何かの原因でなくなり、門だけになった。
別に、どこに入るわけでもなく、どこへ出るわけでもない、
ただ、門。
つまり門のための門、トマソン風に言えば「純粋門」と言ってもいいだろう。

でも、この門は正面通から堀川通へ出る出口に建っており、
車は律儀にこの門をくぐって堀川に出ています。
だって、この門をくぐらないと、通りへ出られないのよ。

 


W仏具店

朝(あした)に礼拝(らいはい)、夕べに感謝、でおなじみのW仏具店。

京都でおなじみの仏具店も七条通にあります。縦方向の看板がすてきでしょ。
前を行く自転車といい、いい感じだ〜(だいぶ苦し紛れ)

 


富士ラビット なか卯

七条通の南側にある、面白い建物。市登録文化財にちゃんと登録されている。
「モダン建築」に乗っていたので、ぜひとも私も撮っておきたくて。


セカンドハウス

同じく七条通北側、西洞院あたりにある、スパゲティ屋。
これも通りで結構目立っていて、いいなと思っていたら、「モダン建築」にも収録されていた。
もとは銀行だったとかで、なのでファサードに太い柱があしらわれているのでしょう。
重厚感がステキ。

 


お西さん界隈の街並

西本願寺のちょうど向い側、正面通りを、堀川から写した。
(例の、謎の門を内に入った場所からです)

この感じが大好きなんです。この写真の感じが。
仏具屋さんの看板がずらりと並んでいて、風情がありましょう。
私の写した写真のなかでも出色の出来だと自己満足の1枚です。

 

右側後ろに見えている灰色の壁のようなものは、修復中の「西本願寺伝道院」。
どうやら、お西さんの修復に合わせてこちらも修復しているのか?
四角いテントですっぽり建物全体が覆われていて、悲しい。
この建物はとても不思議な形をしていて、大好きなので、写したかったのですが残念(T_T)

何というか、和洋折衷というか、和イスラム折衷というか、和サラセン洋折衷というか。
どことなくアラビアンな感じもする、突如不思議な建物なのです。

築地本願寺と兄弟分という感じもあるが、伝道院は煉瓦造りで全体は茶色なんです。

 

ミニ龍谷大学特集。

お西さんのすぐ西側にあるのが竜谷大学。
唐門の隣です。というか、10歩くらい歩いたところ。

ここの学舎はご覧のとおり、とてもハイカラで素敵。
重要文化財指定も受けている、仏教系大学とは思えない、西洋風建築なのです。

 

上の校舎の左右にもこんなに素敵な校舎が。すてきすてき〜。
まるでホテルみたい。
こんなところで勉強したらいいだろうな。

キャンパス内へ入る時、門番の舎の前を通るので、
一応門番のおじさんに校舎の写真を撮っていいですかと聞いた。
すると、愛想よくああどうぞどうぞ〜と言ってくださった。
ありがとうおぢさん。

 

西洋建築に見えますが、実は木造に煉瓦を貼っているだけだそうです。
擬洋風建築とかいうらしい。
でも、こんな和洋折衷はセンスありますよね。
仏教系大学がこういうハイカラを採用してしまうのが、すばらしい。

 

というわけで、西本願寺周辺を歩いてみました。
西本願寺向いには有名な漬物屋とかがあったり、
まだまだ良さげなものがあるんですが、この項これだけとします。

西本願寺へ

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