KYOTO WALK | Architecture in Kyoto
京都国立博物館
こそが美術品だというコンセプトのコーナーだ。
02/12/6
京都市東山区七条通東山西入茶屋町527
三十三間堂向い
竣工 明治28年 煉瓦造り
開館 9:30-17:00(入館は16:30時まで)
交通 京都駅より市バス206番 三十三間堂前下車
徒歩なら15分
(異様に詳しい説明)
私が愛して止まない京都の埃、いや誇り(と私一人だけが思っている)重要文化財、京都国立博物館に潜入し、写真に撮ることに成功した。
現在博物館は南側の入り口から出入りするようになっており、旧館と新館がある。
新館は写真の左側にあって、同じ敷地内に建っているが、モダンな建物です。
この旧館とはまったく繋がりも何もないデザインの建物で、統一感がないこと夥しい。
←こちら北側 →こちらが南側
旧本館正面 うーむ、実物はこの何倍も美しいのだが
西に正面を向いて建っています。それで背後にわずかに見えるのが東山。月もおぼろに〜♪
京都の美しい景観の中に建つ建物なのです。完全なシンメトリーのデザインが素敵噴水が出た時にシャッターを押してしまった。下手くそ〜
しかしちらりと紅葉が見えています。いい時期に行ったようです。
噴水の水の影にロダン君がいます。
ロダンの考える人〜 旧本館に一番近い処から撮っています。
本館の手前に見えるのは、レンブラント展のために特設されたテント群。
どうしてこんなものを臨時にしても建てるのかと、一瞬むかついた。景観が台無し。それでもロダン君は落ちついているね。
ロダン君の右側に見えている風景もみな博物館の敷地内。
それらのずっと向こう側に入り口がある。
ロダン君の後ろ(というか、前というか…)に噴水があり、さらにそこからずいっと歩くとこの旧正面に出る。
旧正面の出口から撮ってみた。この後ろ…つまり写真を撮っている後ろ側にさらにフェンスがあり、そこが本当の(裏)出口になっている。そこには門番のおばちゃんがいる。
この旧出口はつまり、この建築を保存しているだけだと思う。
しかし旧出口門の煉瓦造りもとっても美しいので、うっとりします。私だけか。
単なる煉瓦好き?煉瓦フェチ?ここは、現在裏口という風になっており、あまり人がいない。
上の写真の左側。
左後ろにちらりと見えているのが、新館。右側。
こんな具合にぐるりも煉瓦が回りに張り巡らしてあったのだ。感激。
三十三間堂の向いにある京都国立博物館は、観光客こそ足を向けないが、実はいろんな国宝級のお宝を蔵する、密かにすごい博物館である。
しかも建物自体が重要文化財であるところがもっとすごい。
その背に東山をのぞみ、三十三間堂の向いというクラシックなロケーションにありながら、突然西洋風の煉瓦造りというハイカラモダンが何とも言えずキュートである。
更に中に入ると、内部の部屋もとっても美しい。白壁を基調にデコラティブな天井、重厚な扉、列柱のある中央室はギリシア風の柱を施した、まるで西洋の舞踏室のようである。
しかし、普段は開催されている催しの展示を見るのに忙しく、室内の佇まいまで見る余裕はとてもない。また、目に入らない。
1度、博物館の建物を見て歩くツアー、写真撮り放題というのを組んでいただきたいものだ。
私が写真を撮っていると、門番のおばちゃんが文句を言って来た。まあかなり不審行動を取っていたので無理からぬが。
ロダンの考える人は、オリジナルの彫刻から型どりをした、正式なレプリカということだが、なぜそれがここにあるのかは不明。