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2010 稚児舞 その他

Chigomai and others

2010 - 2017/7up

毎年7月5日の午後3時から、長刀鉾町会所前で、その年の稚児による稚児舞(太平の舞い)の、お披露目が行われる。

午後3時から、会所内で稚児が関係者に挨拶したあと、

3時半ころから、会所の前の赤い毛氈の前に進み出て、行く人々、我々ギャラリーの前で舞って見せる。

この5日が長刀鉾の切符入りの日で、稚児舞披露の日なのを(祇園祭に)通な人は知っているので、
わざわざ会所の前に立って、お稚児さんが出て来るのを待っている。

 

長刀鉾の会所は、四条通に面していて、四条烏丸という京都のど真ん中。

烏丸から少し東へ行った北側で、大丸や十字屋のすぐ横。

普段は使われていないが、アーケードに屋根だけがしつらえてあり、
祇園祭期間だけ、ここが会所として使われる。

 

鉾建てが行われるのもここで、ここから橋を通して長刀鉾が作られるところ。

この稚児舞が行われるのは5日なので、まだ鉾の影も形もない。

 

6月のはじめにお稚児さんが決まってから、お稚児さんは、長刀鉾の生き稚児になるための色々な研鑽を行う。

そのひとつが、巡行の時、披露する稚児舞「太平の舞」で、この7月5日はひと月間、学んだことを披露する場でもある。

太平の舞いといってもそれほどむつかしい舞ではないけれど、
ただこうしてかなり身を乗り出して動作をするので、本番で鉾の上で舞う時には、かなりスリリングでもある。

後ろに3人ほどの介添えの人がいて、稚児を支えながら、大きな動作で身を乗り出しても落ちないように支えている。

ひと月間で、お稚児さんに選ばれた少年は、このように成長してゆくのだ

 

四条通の南側から写真を撮る。

北側はご覧の通り大変な人だかりなので、よりつけない。

みな、今日が稚児舞の披露の日だということをいつの間にかちゃんと知っているのだ…

このように7月に入ると、祇園祭に関するさまざまな行事があって、巡行だけが祇園祭でないことが分かる。

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以下、2010年の宵山風景…

放下鉾

提灯の柄(三つの〇が三光を表している)で、放下鉾だと分かる。

放下鉾の薄い水色の水引、「華厳宗祖師絵伝」をもとに織られた色合いが、ビニールを通しても良く分かる

ここの会所は無料なので2階へ上がり、よくお休み場所として使わせてもらった

 

菊水鉾の後掛け 鯉の滝登り

この後ろ掛けは巡行のさいには見送りが上に掛けられるので、巡行の時には見えなくなってしまう。

会所めぐりの時だけ見られる後ろ掛けだった。

地味な色彩だが、躍動する鯉を大きく描いていて好きな後ろ掛けだった。

時折前掛けとして巡行で使われる時もあった。

現在、この懸装品はふるくなったためか、もう使われることがないようだ

 

 

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