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KYOTO WALK | Architecture in Kyoto

 

Kyoto Bunka hakubutsukan

京都文化博物館 別館 完全版

京都市中京区三条高倉角
竣工 明治39年 重要文化財  設計 辰巳金吾 長野宇平治

 

もともと日本銀行の京都支店として、当時の京都のメインストリート、三条通に建てられた。

東京駅を設計した辰巳金吾の特色が良く出た赤と白のコントラストが美しい煉瓦建築。

有数の近代建築が立ち並ぶ三条通でもひときわ目を引く美しい建物がこの京都文化博物館・別館だ。

 


三条通りに面した、旧銀行の入り口。

現在、ここは文化博物館の別館として、イベントなどに使われている。

 


文化博物館の全体の構造はこんな感じ。(模型)

旧日本銀行の別館が三条通りに面していて、その後ろに映画なども上映出来る博物館本館の展示場がある…

 

本館の前には、映画上映の告知版なども

 

      

入り口のデザインも装飾豊かで凝っている

丸いアーチ型の入り口の屋根が秀逸

 

三条通側から

屋根の意匠も凝っているのが分かる

様式的にはルネサンス式など、いろいろな様式の折衷らしいが…

破綻せずに均衡がとれている。何より煉瓦と白いラインの辰巳金吾らしいコントラストが美しい

 

狭い通りなので全体を写すのがとても難しいが…右側は高倉通

明治の京都のハイカラ文化のシンボルのような存在

 

別館の内部 写真撮影はフラッシュなしならオッケー

銀行らしい部分をそのままとどめているが、細部にわたって美しいデザインが施されている

シャンデリアが美しい

 

 

いかにも銀行の入り口の感じ

茶色と白のコントラストが美しすぎる…

天井も素晴らしい。白壁もきれいなまま保たれている

 

銀行員が働いていた部分は、現在はイベントをするスペースになっていて、
時折コンサートも開かれて、客席が出来ている。

かなり音響が響き、なかなかいい会場となっている。

 

参照 京都モダン建築の発見 中川理 淡交社 2002年

 

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